1月19日 リトル比良BⅡハイクを行いました。参加者は7名。
1.計画概要
アクセス:大阪駅6:21発(米原行・快速)→6:54着京都/7:00(近江今津行・普通)→7:47着近江高島
コース:近江高島駅~音羽登山口~白坂~岳山~鳥越峰~岩阿舎沙山~滝山~寒風峠~楊梅滝~北小松駅
距離時間等:歩行時間:7時間 距離:13㎞ 累積標高:+-1100m
山域の概要とコース設定:
琵琶湖西岸には南北に凡そ25kmに渡る比良山系が連なっています。その比良山系の北比良から北東に伸びる山域の最北部、ヤケ山から岳山へ延びる稜線域がリトル比良と呼ばれる山域です。標高は高くなく、500~700mの低山が連なり、展望も比良山系の主稜線に比べコンパクトですが、白坂、オウム岩、楊梅の滝、豊かな自然林などの見所もあります。
今回の例会山行は、近江高島駅から音羽登山口から入山し、北小松駅へと縦走する、冬季の縦走山行として計画しました。ただ、この山域では、この季節の入山者が少なく、積雪の状況やトレースの有無など気になる点も多く、コースコンディションなどにも臨機に対応できるよう、安心安全な山行・進捗管理に留意しました。
2.山行の記録
7時47分、JR近江高島駅に到着。ミーティングの後、7時55分近江高島をスタートします。気温は0度前後と冷え込んでいますが、すこぶる晴天です。一昨日迄の寒波の名残も無く無風状態、しっかり日差しもあり、柔らかな暖かさを感じます。20分近くストレッチを兼ねて音羽登山口までロードを歩きます。8時16分登山口にある大炊(オオイ)神社へ到着しました。

2)登山口から賽の河原
登山口は大炊神社鳥居の前を左折した所にあります。岳山までは信仰の道と重なる登山道を歩きます。8時20分神社を出発、入口には動物よけの鉄製のフェンスに扉が設置されています。登山道は自然林の中の道、青空が広がる中、左側に沢を見ながら歩きます。8時40分「賽の河原」に到着します。此処まで積雪は全く見られません。



3)賽の河原から日本庭園
白坂、岳山を目指して更に進みます。少しずつ道は狭くなり、道の両側にはシダが見られる様になります。8時55分、石灯籠のある日本庭園風な雰囲気のポイントに到着します。此処からは高島市と琵琶湖の眺望が楽しめます。せっかくのビューポイント、ザックを下ろし、しばし休憩します。湖北方面や高島・若狭方面にはしっかりと冠雪した山並が見られます。





4)日本庭園から白坂、弁慶の石切へ
展望を楽しんだ後、先に進みます。やがて右側に白い山が見えてきます、白坂です(此処はアイゼン・ピッケルワークの訓練場所としても知られています)。この辺りから雪が少しづつ目につくようになります。シダの藪も濃くなり、足下が見づらくなります。




5)弁慶の石切を更に進み
更に進むと不動尊、「弁慶の石切」、丁石を通過します。「弁慶の石切」の云われですが、大きな石が真直ぐに切れているような形からそのように名付けられたのでしょうか?次第に岩の多い登山道が現れ、大きな岩もあちこちに出てきます。瓦や灯篭の残骸や石垣が残っている場所(岳観音堂跡と云われています、写真無し)を通過します。





6)ビューポイントを通過し岳山へ
ビューポイントを通過、次第に登山道は雪道となります。10時10分、石造観音三尊(元嶽岩屋観音)のある岳山に到着しました((後ろに回り込んだ所にも岳山の標識がありました)。歩速は上がらず予定時間より遅れての到着です。



7)岳山からオウム岩
岳山で記念写真を撮影した後、歩速の状況を気にしつつ、この先のオウム岩をめざし、雑木林の尾根道を進みます。ようやく雪山らしい雰囲気となります。高島・若狭の冠雪した山々が木々の隙間から見えます。オウム岩へはもう少しです。






8)オウム岩で大展望を楽しみながら昼食、大休憩
11時18分オウム岩分岐、そして11時20分オウム岩に到着しました。此処で昼食タイムとします。岳山から此処まで30分の予定でしたが、凡そ1時間要しました。此処までの歩きの進捗状況を踏まえ、この先の縦走路に進む事が厳しい事を全員で確認し、此処で大休憩を取る事としました。
オウム岩からは素晴らしい展望が広がっています。南西側から西側正面には武奈・釣瓶・蛇谷ヶ峰へと続く比良山系の主稜線、北側には乗鞍岳・赤坂山・大谷山・三重嶽など高島・若狭の山の稜線、東側には湖北の山々から伊吹、霊仙等北鈴鹿の稜線も見えます。いずれもこの季節らしく冠雪しています。風もなくしっかりとした陽射し、オウム岩の上で春の様な柔らかな空気の暖かさを感じながらの休憩です。昼食を食べながら、さながらアルプスの様な大展望を楽しみます。
(伊吹山金糞岳など湖東湖北の山並、南に写真に入っていませんが、北鈴鹿の稜線も)
(乗鞍岳・赤坂山・大谷山・三重嶽など高島・若狭の山並)
(奥比良・蛇谷ヶ峰、今年の干支の山です)
(北比良(武奈ヶ岳等)から奥比良へ連なる比良山系の主稜線、棚田で有名な畑集落も見えます)


(高島・若狭の冠雪した山並をバックに記念写真)
9)オウム岩から下山へ
1時間ほど休憩した後、12時15分、音羽登山口へ下山を開始します。岳山までは雪もしっかりと残っていましたが、それから先は朝見られた雪も大方溶け、暖かさと相まって春山の様な陽気の中での下山です。途中のビューポイントからは冠雪した山々の稜線の景色を楽しみながらの下山です。
14時30分音羽登山口に無事下山。此処で小休憩を取り、靴の汚れ落とし、スパッツ等の装備を解きます。その後、近江高島駅まで歩き、15時05分、例会山行を終えました。
距離:10.2km、累積標高+-700m,、歩行時間5時間20分(休憩時間を除く)の例会山行(ヤマップ記録)でした。SLのSさん、参加された皆さん、お疲れ様でした。
終了後、駅周辺で営業中の店が見つからないためコンビニで飲み物を購入、15時21分の電車に乗車、反省会は電車の中でとなりました。





3.山行を振り返って
西向いにある蛇谷ヶ峰と共に比良山系最北部に位置するリトル比良は、比良の主稜線に比べ小ぶりですが、自然林が色濃く残り変化に富んだ山域です。今回の例会山行は北側の近江高島から北小松までを縦走する冬季のロングコースの例会として計画を実施したものです。
しかし積雪期のリトル比良、雪の状況が読めない中、コースコンディションの状況に臨機に対応するよう意識しながらのスタートでした。
当初計画では鳥越峰で縦走できるかどうかを判断する予定でしたが、年末年始の休養もあってか、私も含め参加者の歩きが総じて重く、岳山手前で縦走できる状況ではなくなり、結局、鳥越峰直ぐ手前のオウム岩までとしました。鳥越峰まで進み、見張山へ周回する選択肢もあったのですが、コースが荒れている事とトレースが薄いと判断し、安心安全を旨とし、ピストンで折り返す事としました。
雪山例会の山行はコースコンディションなど色々な意味で難しいですね。改めて安心安全の山行計画の重要性を肝に銘じた次第です。この山域、また次回、機会があれば無積雪期の縦走をしてみたいですね。
今回の例会は縦走こそできませんでしたが、冬季のリトル比良、そして稜線の大展望はそれなりにしっかりと楽しむ事ができました。
(文責743)