12月7日(日)「栂ノ尾~小倉山~松尾山//晩秋の渓谷・紅葉狩りトレッキング」例会、B1ハイクを実施しました。参加者13名。
1.計画概要
1)アクセス
JR大阪駅(敦賀行新快速)7:15発→京都駅7:44着/8:00(JRバス)→栂ノ尾バス停8:56着
2)コース
栂ノ尾バス停~清滝~六丁峠~小倉山~嵐峡展望台~渡月橋~松尾山~上桂駅
3)歩行時間等
歩行時間:6時間半 距離:16km 累積標高:+800m・―900m
4)山域の概要とコース設定等:
今例会で歩く栂ノ尾から小倉山、松尾山は京都北山西部と西山連峰にある山域にあたります。京都において北山と西山は市街地からみて北側と西側に位置する山々の総称であり、地理的には嵐山を基軸にすると、保津川左岸より北側を北山、右岸より西側、西山連峰に至る山域を西山とされています。
また、京都一周トレイルのルートで言えば、今例会は「北山西部コース」の栂ノ尾バス停から「西山コース」の上桂駅」迄を歩くコースです。但し、六丁峠から先の鳥居本、嵐山へ進むコースは観光客の多いエリアであり、一旦、トレイルコースを離れ、トラバースの道・小倉山~嵐山公園へと進み、渡月橋で再び合流する設定としています。
高雄川・清滝川・保津川の渓谷、山の上から見る比叡山や京都盆地、嵐峡の景観、そして紅葉狩り、それらをより静かに楽しむためのコース設定です。しかし、このトラバースのルートは谷が深く痩せた箇所もあり、慎重な歩きが必要です。計画実施に当たっては、特にこの要注意箇所での歩きに留意し実施しました。

2.山行の記録
1)栂ノ尾バス停~高雄
京都駅8時00分発のJRバスに乗り、栂ノ尾バス停8時56分 到着。バス停横にある京都市駐車場の広場で軽くミーティング、ストレッチを行い、9時22分 スタートしました。
栂ノ尾から槇ノ尾までは交通量の多い周山街道の舗装道、車に注意しながら歩きます。槙ノ尾からは高雄川(三尾界隈は清滝川を高雄川とも言います)沿いの静かなコースに入ります。紅葉は既に終わり、木々の多くは落葉、その季節を終えていましたが、好天の下、気持ち良く歩きます。
高雄橋9時40分 到着、此処は神護寺参道前の橋です。そして神護寺参道、ホテル、紅葉亭の前を通り過ぎ、清滝川の渓谷歩きへと進みます。観光客は少なく、特に槇ノ尾、高雄では全くと言ってよい程見かけませんでした。




2)高雄~清滝
高雄に別れを告げ、左に清滝川を見ながら先へ進みます。暫くすると北山杉の林間の道、やがて錦雲渓と呼ばれる美しい渓谷となり、気持ちの良いコースが続きます。
10時6分 潜没橋に到着、そして対岸に渡ると、春には桜が美しい広場に出ます。古びた鉄骨の小屋組の残骸が残っています、昔の茶屋跡です。更に清滝川に沿って渓谷の川筋を歩きます、途中美しい滝にも出会います。
一旦、コースを右に取り、梨の木谷への道と合流します(梨の木谷へのルートは愛宕三山の一つ、竜ヶ岳方面への道です)。そして舗装された林道のトレイルルートを清滝川沿いに下り、10時45分 愛宕山表参道登山口の金鈴橋に到着しました。清滝到着です、トイレもあり此処で小休憩を取ります。













3)清滝~落合橋~六丁峠
休憩後の10時55分 清滝を出発、愛宕神社表参道鳥居の前、清滝橋を通過し、再び気持ちの良い渓谷歩きが続きます。樹林帯の歩き易い道、岩場の道、ロープが設置してある箇所もあります。
やがて清滝川が保津川に合流する落合地区にある落合橋に到着(11時28分) 、此処では楓の名残りの紅葉が楽しめました。








小休憩を取った後、六丁峠の登りにかかります。実際は六丁でなく十丁程あるそうです。傾斜はそれ程でもないのですが、舗装道路の上り、楽ではありません。ただ所々、保津峡の展望ポイントもあり癒されます。


(保津川下りの舟)

4)六丁峠~小倉山
六丁峠の頂上からは一旦トレイルのルートを離れ、保津川左岸のトラバースルートに進みます。川側に深く切れた痩せた狭い道です。
少しだけ岩場もありますが、慎重に歩けば問題ありません。15分程の短い区間ですが、慎重に歩きます。










やがて遊歩道の様な幅広のルートへと進みます。此処ではまだ紅葉が綺麗に残っていました。思い思いに写真を撮ります、集合写真も。そして遊歩道から脇道に入り、小倉百人一首ゆかりの小倉山へ。山頂は周囲の木々に囲まれるだけの地味なピークです。




5)小倉山~ビューポイント~嵐峡展望台~渡月橋
13時35分 小倉山から遊歩道に戻り、再び山道に入ります。広いビューポイントで昼食を取る予定でしたが、話に夢中になり見逃してしまいました。昼食場所を求めて更に10分程歩き、12時50分 次のビューポイントに到着、ようやく昼食タイムです。
<30分の昼食休憩>
昼食を終え、今日のコース随一のビューポイントで記念撮影、そして正面に見える比叡山や京都市街地、北側に見える北山の山並などの大展望を楽しみます。


(正面に比叡山や京都市街地、眼下に広沢の池、大沢の池、大覚寺、二尊院など)
(京都北山の山並)
12時30分 出発、フェンス沿いの道を下ります。少しずつ京都市街地や嵐山の景色、渡月橋の姿が大きくなり、13時40分 嵐山(亀山)公園上部へと降りてきました。


(眼下に見える渡月橋)
公園の上部では幾つかの展望台があり、山が赤く染まった嵐峡の景色が楽しめます。嵐峡と紅葉、大悲閣千光寺の景色は見事です。
やがて川沿いの遊歩道に下ると、それまでの静かさと変わって「観光客の波、波そして波」、更に渡月橋界隈も同様に観光客で溢れていました。


(左の山側が日陰になり、嵐峡が綺麗に撮れず)

6)渡月橋~松尾山
観光客の多いエリアを離れ、14時18分 松尾山の登山口に到着しました。登山口から暫く竹林が続く登山道を上ります。徐々に高度を上げ、竹林を抜ける頃には登山モードに。20分少し歩くと、四つ又の広場に到着、小休憩の後14時48分 松尾山に到着です。




7)松尾山~上桂駅
山頂は樹林に囲まれており、休憩は程々にして15時42分 世界遺産「西芳寺」方面への下山を開始します。山頂から西芳寺までは凡そ50分程。途中、小さなアップダウンの繰り返しがあるものの、歩きやすい道です。
15時42分 上桂側の登山口へ下山、随分と遅い下山となりました。そして最後は街歩き、のんびりと西芳寺、地蔵寺の前を通過、16時13分 ゴールの阪急上桂駅に到着し、SLのIさんの締めの挨拶で例会を終えました。
距離17.3km、累積標高+900m・-1000m、歩行時間5時間45分(休憩時間を除く)の栂ノ尾~小倉山~松尾山//晩秋の渓谷&紅葉狩りトレッキング B1例会でした。SLのIさん、参加された皆さん、お疲れ様でした。例会終了後、桂駅近くで有志で反省会を実施。
(松尾山下りのビューポイントから)






3.山行をふり返って
京都栂ノ尾・槇ノ尾・高雄から嵐山迄の山域には京都を代表する紅葉の名所が多くあります。渓谷美とも相まって多くの方々がこの山域でハイキングや登山を楽しまれています。そこでこの季節に渓谷と紅葉狩りを楽しむトレッキングの例会が計画実施されたものです。
今回の例会では観光客の多いエリアを極力避け、静かなトレッキングが楽しめる様に計画しました。そのためトラバースルートをコースに組み込みました。トラバースルートの要注意箇所の歩きを心配しましたが、トラブル無くスムーズに通過。今回のコースでは唯一の注意箇所であったとは云え、私の心配のし過ぎの様でした。嵐山の観光エリアを除き、殆ど観光客と会わず、静かな山行ができたことも良かったです。長距離のコースだけにトイレ設備が整っている栂ノ尾スタートにしたのも正解でした。
しかし、12月7日実施の例会、この時期になると流石に紅葉狩りとはいかないですね。名残りの紅葉は楽しめましたが、やはりこのコースは紅葉の盛りの季節に歩くのがお勧めですね。
最後にトラブルやヒヤリハットも無く、例会を終える事ができました。参加の皆さんに感謝です。
(文責:No743)