大阪中高年ハイキングクラブ・ブログ 

大阪中高年ハイキングクラブ例会活動報告

北比良/ヤケ山~ヤケオ山~釈迦岳縦走

6月29日(日)「北比良/ヤケ山~ヤケオ山~釈迦岳縦走」例会、BⅡハイクを実施しました。参加者9名。

1.計画概要

1)アクセス

JR大阪駅敦賀行新快速)7:45発 → 北小松駅8:49着

2)コース 

北小松駅~楊梅の滝~ヤケ山~ヤケオ山~釈迦岳~北比良峠~ダケ道~イン谷口~比良駅(当日朝のミーティングで釈迦岳から直接イン谷口へ下山するコースに変更)

)標準歩行時間等

歩行:約7時間 距離:約11㎞ 累積標高:+約1,070m-約1,070m

4)山域の概要とコース設定等:

北比良は大津市北部にあり、比良山系の中で南比良と奥比良・リトル比良の間に位置する山域、釈迦岳・ヤケオ山・堂満岳はこの山域を代表する山です。

今例会はJR北小松駅から涼峠へと進み、ヤケ山~ヤケオ山~釈迦岳へと続く稜線を、琵琶湖の展望を楽しみながら縦走し、イン谷口へと下るコースで計画実施されました。南比良の権現山~蓬莱山の縦走コースと並び、比良山系を代表するパノラマコースです。

2.山行の記録

1)北小松駅.~涼峠

参加者全員がJR北小松駅に集合、ミーティングと体のストレッチ、そしてCLから今日のコース概要と一部計画変更の説明を受け、9時04分スタートしました。

北小松登山口までは凡そ20分少しの舗装された道を上って行きます。猛暑予報の天気ですが、早朝のため暑さは少しマシで、会話が弾みながら進みます。途中、比良元気村の横を通過、9時28分登山口に到着しました。

登山口からは自然林やシダの多い山道となり、九十九折の尾根道を上って行きます。右側の谷からはオトシ湿地帯や楊梅の滝から流れる沢の水音が聞こえてきます。今日は時間の関係で滝には寄らず、滝見台から見るだけです。この季節、木々の葉が茂り、迫力ある姿をすっきりと見る事は出来ません。10時14分涼峠に到着、休憩を入れます。此処はヤケ山へ続く道と寒風峠からリトル比良へ続く道との分岐点です。(滝見台から見た滝の様子、木々の葉が茂り、ほとんど見えません)      (昨年12月に同じ場所の滝見台から撮影した滝の様子)

2)涼峠~ヤケ山~鞍部

休憩を終え、10時22分 ヤケ山に向けて進みます。気持ちの良い自然林の中の道の歩きです。陽射しは強いですが、時おり日陰もあり救われます。凡そ30分程歩き、10時53分 ヤケ山へ到着しました。

ヤケ山山頂からは進行方向の南にヤケオ山、北にリトル比良の山並が見えます、滝山や岩阿沙利山でしょうか。

          

山頂には日陰が無く、小休憩を取った後、先へ進みます。ヤケ山から20分程下り、11時15分 鞍部に到着。日陰もあり此処で小休憩、軽く行動食を取りエネルギーの補給、ヤケオ山の急登に備えます。 

3)鞍部~タンヤマノ頭~ヤケオ山  

鞍部で10分程の休憩後、11時25分 今コース一番の急坂へと進みます。しばらく林間の中の道が続きますが、次第に傾斜は急になり、高度を上げて行きます。強い陽射しの中での急登です。タンヤマノ頭に近づくに連れて琵琶湖の展望も広がってきます。11時56分 タンヤマノ頭に到着、山頂のポイントがはっきりしませんが、琵琶湖の展望が広がっています。

ヤケオ山が近くに見えてきました、もう一頑張りです。稜線からの展望を楽しみながら更に進み、12時15分 ヤケオ山到着しました。山頂からは琵琶湖や堂満岳、蓬莱山などの山並が楽しみます。

4)ヤケオ山~釈迦岳

ヤケオ山で20分程休憩後、釈迦岳へと進みます。眼下に琵琶湖を見ながら快適な稜線歩きが続きます。まさに天空の稜線です。コアジサイ、ヤマトウナバなどの山野草も楽しませてくれます。

そして13時15分釈迦岳に到着しました。山頂は木々が茂り、眺望には恵まれませんが、日陰もあり、此処で大休憩、昼食をとります、集合写真も、、。

5)釈迦岳~イン谷口~比良駅

12時40分 釈迦岳からイン谷口へと下ります。「北比良峠をまわりダケ道下山」の予定を変更し、釈迦岳から直接下山します。

比良山系の下りはどのコースも標高差が大きく、長い下りとなります。釈迦岳からの下りも我慢の下りです。途中ササユリが咲いていました、癒されます。下山路にはシャクナゲの木々も多く、花の季節は素晴らしいシャクナゲロードとなります。15時35分 イン谷口バス停(現在路線バスは廃止)、16時15分 比良駅にそれぞれ到着し、事故無く本日の例会を終えました。

距離11.5km、累積標高+1070m・-1070m、歩行時間6時間(休憩時間を除く)の北比良/ヤケオ山~釈迦岳縦走BⅡ例会でした。CLのOさんSLのKさん、お世話になりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。終了後、週末のみ営業している比良駅近くの店で反省会を実施。

3.山行をふり返って

ヤケオ山~釈迦岳にかけての稜線は、比良山系の中でも南比良縦走路と並び、眼下の琵琶湖の展望を楽しみながら「天空」の稜線歩きが満喫できるコースです。勿論このコース、春には多くの山野草が咲く他、シャクナゲシロヤシオなどの花も楽しむ事ができます。

今例会は会の山行計画の関係もあり、花の季節が過ぎた6月末の設定でした。今年は思いもよらぬ早い梅雨明けと猛暑、強い陽射しに体力を奪われ、熱中症の心配もしながらの歩きとなり、身体的にも歩いた距離・上った累積標高の数字以上に厳しい例会山行となりました。

この様な中、途中、足の筋肉のトラブル等を訴えられる方もおられましたが、大きなトラブルもなく全員無事に下山できました。日頃のトレーニングと万全の準備があってこそですね。

熱中症が心配される中での山行は十分な対策が必要です。今回参加された方は全員が水分(スポーツドリンク等含む)2ℓ以上持参、中には3ℓ、4ℓの方も、、、かつミネラル補給対策、、、流石ですね。また、今回の例会は酷暑と登山道の荒廃を考慮の上、当日朝のミーティングでCLから難易度を下げる変更判断がなされました。状況に合わせて計画面でも安全対策を臨機に判断する事は大事ですね、流石でした。

なお、今回のコースですが、個人的には花の季節の山行をお勧めしたいですね。

(文責:No743)